BLUE REPORT
2026年9月
2026.08.21
中小企業の経営状況の変化への対応<3>
~AI活用の実態と中小企業の取り組み~
人手不足や生産性の低迷が多くの業界で経営課題となるなか、
その解決の切り札としてAI(人工知能)の活用に注目が集まっています。
AIが企業の競争力を高め、それが日本経済の底上げにつながるとして期待されているのです。
それは中小企業においても同様で、むしろ積極的に推奨されています。
中小企業庁は2026年版「中小企業白書」(2026年4月24日)の中で、
「我が国において『強い経済』の実現に向けた肝は、
あらゆる産業分野におけるAIトランスフォーメーション(以下『AX』という。)である」とし、
AXを中小企業の成長の切り札として位置づけ、推進に向けた対策を講じる姿勢を示しています※。
このように、国は中小企業のAI導入・活用を強力に後押ししています。
では、実際に中小企業ではどの程度導入・活用されているのでしょうか。
当研究所では、物価高や賃上げ、人手不足などの経営課題に直面する中小企業の経営実態を把握するため、
このたび「原油価格高騰等による物価高」「持続的な賃上げへの対応」
「生産性向上・人手不足対応としてのAI活用」の3つの観点から調査を行いました。
今回は最後の「AI活用」を取り上げます。
中小企業のAI活用の理解度や導入・活用状況、その効果、今後の推進意向などに関する調査結果を報告します。
調査主体 :フォーバルGDXリサーチ研究所
調査期間 :2026年6月1日~2026年6月30日
調査対象者:全国の中小企業経営者
調査方法 :ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:1,653人