SEMINARセミナー

〈セミナーレポート〉狭山市職員向けセミナー『DX研修』開催

 狭山市職員向けセミナー『DX研修』では、70名を超える職員の方が参加し盛況のうちに終了いたしました。
本セミナーでは、フォーバル GDXリサーチ研究所 所長 平良 学が登壇し、過去の自治体のDX事例の紹介を通して狭山市におけるDXの利活用の必要性を講義しました。

 狭山市職員向けセミナー『DX研修』概要

●開催日:2023年10月23日(月)

●場所:狭山市役所(埼玉県狭山市入間川1丁目23番5号)

●プログラム:①フォーバル GDXリサーチ研究所の紹介
       ②アイスブレイク~頭の体操~
       ③世の中の動きとDXの必要性
       ④狭山市のDX基本方針
       ⑤DX事例のご紹介
       ⑥狭山市のDXを促進するために

●スピーカー:フォーバル GDXリサーチ研究所 所長 平良学

 DXの基礎を学び業務につなげる【DX研修】概要

 2021年から発足した岸田内閣が決定したデジタル田園都市国家構想において、持続可能な環境・社会・経済(Sustainability)と心豊かな暮らし(Well-Being)の実現のためには、『DX』『GX』『地域活性化・中小企業支援』が必要です。また、2023年に示された骨太の方針のもと「人への投資」の強化、「GX、DX」の加速、「地域・中小企業」の活性化が必要とされている社会を解説いたしました。

 中小企業経営者のうち、DXは60%、GXは23%取り組んでいると回答しており、データとデジタル技術を活用して、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し競争上の優位性を確立することがDXの本質であると伝えました。

 このような状況の中、狭山市では紙からデジタルへの移行のような量的変化、デジタル作業への移行のような質的変化、いつでもどこでも必要な行政サービスを提供できるようなDXによる新しい価値の創造の3ステップが必要であると解説しました。

 実際の地方自治体のDX事例の紹介を通して、変革に必要なDXには4つのSTEPとして、STEP1ではあるべき姿の設定、STEP2では現状把握と課題整理、STEP3ではDX計画の策定、STEP4ではDX施策の実施・効果測定を順に行うことが重要であると説明。DXを促進するためのポイントは、適したプラットフォームによる「可視化経営」の実現+自治体のみでのDX促進は難しいため「専門家の活用」による伴走支援と伝えました。

 本市のDX推進にあたっては、常に世の中の動向に注視して情報収集を行うとともに、現行業務の棚卸から業務プロセスの見直し(BPR)を実施することにより、業務の効率化と市民目線に立ったサービスの向上を実現していきたいと考えています。

 参加者のコメント

参加者から以下のようなコメントを頂きました。

・昨日の研修は素晴らしかったので課内職員に動画を見せたいです。
・データ分析や自動化を通じて業務プロセスを効率化することによって、ニーズに合わせたDX戦略をカスタマイズすることができることを知り、非常に充実した研修であったと実感しました。
・様々な地方自治体における課題を解決できるのは平良所長の力量のなせる業だと思いました。
・内容や時間、難易度が丁度良く、自治体DXの基本的な知識等をよく理解することが出来ました。
・普段業務上で意識していることの再確認も含め、業務改善のための建設的な考え方や事例を知ることが出来ました。
・中小企業や他自治体の具体的な取り組み事例を伺えたのが良かったです。
 業務を遂行している際に、市民への説明責任があるなかで対応時間を省略することはできないと思っていますが、DXを進めることで対応時間を縮小できることは業務改善につながるなと感じました。
・時代の変化に合わせて、市も適応をし、それに合わせた環境づくりをしていかなければ、本来得るべき、利益を損失してしまうと感じさせる講座であった。また、環境を整えるだけでなく、職員の意識も同時に変えていかなければ、達成していくのは困難であるとも感じました。

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